113A001|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

咬耗症でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

咬耗症は、歯と歯が繰り返し接触することで歯質が機械的に失われる病態です。接触面が平坦化し、面として広がることを押さえます。

解説

咬耗では咬頭や切縁に、対合歯と対応する平滑で光沢のある咬耗面ができます。摩耗が進むほど点状だった咬合接触が面状となるため、咬合接触面積は増大します。歯ぎしり・食いしばりなどで進行しやすく、高度になると象牙質露出や知覚過敏を伴いますが、通常の代表所見として露髄を選ぶものではありません。

選択肢の確認

a.露髄
誤り。極端な歯質喪失で起こり得ても、第二象牙質形成などの防御反応もあり、咬耗症で一般的にみる所見ではありません。

b.歯根吸収
誤り。歯根吸収は炎症、外傷、矯正力などと関連し、歯冠表面の咬耗を表しません。

c.歯冠幅径の増加
誤り。歯質が失われる病態であり、歯冠そのものの幅径が増すわけではありません。

d.エナメル質の陥凹
誤り。酸による侵蝕では皿状の陥凹を生じますが、咬耗では対合歯と対応する平坦な面が特徴です。

e.咬合接触面積の増大
正しい。咬頭がすり減って平坦化し、上下顎歯の接触範囲が広くなります。

覚えるポイント

咬耗は「歯対歯」で生じ、対応する平滑な咬耗面と咬合接触面積の増大を示します。酸による侵蝕の陥凹、歯ブラシなどによる摩耗と区別します。

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