113A002|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

セファロ分析の距離計測項目のうち、口呼吸によって最も変化する値はどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

口呼吸による長顔傾向では下顎が後下方へ回転し、顔面高、とくに前顔面高が増大します。各計測点が表す部位を結び付けます。

解説

鼻咽腔の通気障害などで口呼吸が続くと、口を開けた姿勢、舌位の低下、下顎の後下方回転が生じやすくなります。その結果、nasion〈N〉からmenton〈Me〉までの前顔面高であるN-Meが大きく変化します。選択肢の他の距離は頭蓋底長、上顎骨長、下顎骨体長を主に表し、口呼吸に伴う垂直的顔貌変化をN-Meほど直接表しません。

選択肢の確認

a.ANS-PNS
誤り。前鼻棘から後鼻棘までの距離で、上顎骨の前後的な長さを示します。

b.Go-Me
誤り。gonionからmentonまでの距離で、下顎骨体長を示します。

c.N-Me
正しい。nasionからmentonまでの前顔面高で、下顎の後下方回転を伴う長顔化を反映します。

d.N-S
誤り。nasionからsellaまでの前頭蓋底長で、口呼吸による垂直的変化の中心ではありません。

e.S-Ba
誤り。sellaからbasionまでの後頭蓋底に関する距離で、前顔面高の変化を示しません。

覚えるポイント

口呼吸では「下顎の後下方回転→前顔面高の増大」と考えます。N-Meは顔の縦方向、ANS-PNSとGo-Meは顎骨の前後的長さです。

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