113A018|第113回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

1回の検査で過去1か月間の血糖値を推定するのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: b

正答

b

この問題のポイント

一時点の血糖値ではなく、一定期間の平均的な血糖状態を反映する指標を選びます。

解説

HbA1cは赤血球中のヘモグロビンにグルコースが非酵素的に結合した割合です。赤血球が循環していた間の血糖に応じて増え、直近1〜2か月、とくに最近の数週間の影響を強く受けるため、過去約1か月の血糖状態の推定に適します。食事直後など短時間の変動に左右されにくい点が、随時血糖や尿糖との違いです。

選択肢の確認

a.尿糖
誤り。腎閾値を超えた時点の高血糖を反映しますが、腎機能などにも左右され、1か月平均を示しません。

b.HbA1c
正しい。ヘモグロビンの糖化割合から、過去数週〜1、2か月の平均的血糖を推定できます。

c.空腹時血糖
誤り。採血したその時点の空腹時血糖値です。

d.尿ケトン体
誤り。脂肪分解亢進によるケトン体産生をみる検査で、平均血糖の指標ではありません。

e.ブドウ糖負荷試験
誤り。糖負荷後の時間ごとの血糖反応を評価し、耐糖能異常を診断する検査です。

覚えるポイント

「今」の血糖は血糖測定、「過去1〜2か月」はHbA1c。赤血球寿命短縮や異常ヘモグロビンなどでは解釈に注意します。

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