113A078|第113回 歯科医師国家試験 過去問
歯髄の加齢変化はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
加齢歯髄では、第二象牙質の添加と石灰化、細胞・血管・神経の減少が進みます。「増えるもの」と「減るもの」を対比します。
解説
加齢とともに象牙芽細胞による第二象牙質形成が続くため、歯髄腔・根管は狭窄します。また歯髄内の石灰化が進み、象牙質粒〈デンティクル、歯髄結石〉が出現・増加します。一方、細胞密度、血管、神経線維は減少し、線維成分が相対的に増えます。このため修復能は低下し、刺激への反応が鈍くなって疼痛閾値はむしろ上昇する傾向です。
選択肢の確認
a.血管の増加
誤り。血管数・血流は減少し、歯髄の栄養供給と治癒能力が低下します。
b.歯髄腔の狭窄
正しい。生理的第二象牙質が継続して形成され、髄角・髄室・根管が狭くなります。
c.細胞密度の増加
誤り。象牙芽細胞や線維芽細胞などは減少し、細胞成分に乏しくなります。
d.象牙質粒の出現
正しい。歯髄内の限局性石灰化物が加齢に伴ってみられやすくなります。
e.疼痛閾値の低下
誤り。神経成分の減少などにより感覚は鈍化し、疼痛閾値は上昇する傾向です。
覚えるポイント
加齢歯髄は「狭い・硬い・少ない」――歯髄腔狭窄と石灰化が増え、細胞・血管・神経は減ります。
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