113B051|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

ミニマルインターベンション〈MI〉に基づいた齲蝕の予防・管理で正しいのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: c・d・e

正答

c、d、e

この問題のポイント

MIは「小さく削る」だけではありません。齲蝕リスクを下げ、再石灰化可能な病変を保存し、修復物は必要最小限に補修し、患者ごとに管理を続ける考え方です。

解説

ミニマルインターベンション〈MI〉では、齲蝕をバイオフィルムと生活習慣が関わる慢性疾患として捉えます。プラークコントロール、食習慣改善、フッ化物利用などで齲蝕病原性を抑え、初期の表層下脱灰病変は再石灰化を図ります。修復が必要な場合も健全歯質を最大限保存します。

既存修復物の一部に欠陥があっても、全て除去・再修復すると健全歯質をさらに失います。適応を見極めて補修し、リスクに応じた個別のリコール間隔で再評価します。

選択肢の確認

a.窩洞の予防拡大
誤り。健全な裂溝まで便宜的に削る考え方で、健全歯質保存を重視するMIと反対です。

b.表層下脱灰病変の除去
誤り。非実質欠損性の初期病変は、リスク管理と再石灰化による非侵襲的対応を優先します。

c.齲蝕病原性細菌数の抑制
正しい。バイオフィルム管理や糖摂取の改善などで齲蝕病原性を低下させます。

d.欠陥のある修復物の補修
正しい。全面的な再修復を避け、適応があれば欠陥部だけを補修して歯質を保存します。

e.テーラーメイドリコールの実施
正しい。患者ごとの齲蝕リスクと病変活動性に応じて管理間隔・内容を設定します。

覚えるポイント

  • MIはリスク評価・予防・再石灰化・最小侵襲修復・個別管理です。
  • 初期脱灰を機械的に全て除去しません。
  • 修復物は「欠陥がある=全部交換」ではなく補修の適応を考えます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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