113B052|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

自閉スペクトラム症児に対する歯科治療時の対応で適切なのはどれか。4つ選べ。

4つ選択
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正解: a・b・d・e

正答

a、b、d、e

この問題のポイント

自閉スペクトラム症児では、見通しの立ちにくさと感覚過敏へ配慮します。短く具体的な説明と視覚支援、予定・担当者の一貫性、不要な刺激の低減が有効です。

解説

治療前に絵カード、写真、実物などで「何を、どの順に、いつ終えるか」を示すと、不確実性が減り協力を得やすくなります。急な予定変更を避け、同じスタッフ・診療室・手順をできるだけ保つことも安心につながります。苦手な器具や光、音などは必要になるまで見せず、感覚刺激を調整します。

言語理解には個人差があり、長い口頭説明や比喩を重ねると情報過多になり得ます。短く一義的な表現を使い、視覚情報と組み合わせます。できた行動は具体的に強化します。

選択肢の確認

a.治療順序を理解させる。
正しい。視覚的スケジュールなどで見通しを示すと、不安を減らせます。

b.急な予定の変更を避ける。
正しい。予測可能な定型的進行を保つことが協力につながります。

c.言葉での説明を多用する。
誤り。長い言語説明は理解しにくいことがあり、短い指示と視覚支援を中心にします。

d.毎回同一のスタッフにする。
正しい。人や手順の一貫性が環境の予測可能性を高めます。

e.苦手なものを視界から排除する。
正しい。感覚過敏や恐怖を引き起こす刺激を減らし、必要な時だけ段階的に提示します。

覚えるポイント

  • 構造化・予告・一貫性・感覚刺激の調整が基本です。
  • 説明は短く具体的にし、視覚支援を活用します。
  • 特性は一人ひとり異なるため、保護者から有効な対応と苦手な刺激を確認します。

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