113B061|第113回 歯科医師国家試験 過去問
観察による認知機能の評価法はどれか。2つ選べ。
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正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
認知機能評価には、本人に課題を実施してもらう検査と、本人・家族から得た生活情報を観察的に段階評価する尺度があります。CDRとFASTは後者です。
解説
Clinical Dementia Rating〈CDR〉は、記憶、見当識、判断・問題解決、社会適応、家庭・趣味、介護状況を面接・観察から総合し、認知症の重症度を段階化します。Functional Assessment Staging〈FAST〉は、主にAlzheimer型認知症で、複雑な仕事の困難から着衣・入浴・排泄、言語・運動機能の喪失まで、生活機能の変化を段階評価します。
一方、TMT、MMSE、HDS-Rは、本人に質問や課題へ回答・遂行してもらい、その成績を点数化する検査です。
選択肢の確認
a.Trail Making Test〈TMT〉
誤り。数字や文字を順に線で結ぶ遂行課題で、注意、処理速度、遂行機能などを評価します。
b.Clinical Dementia Rating〈CDR〉
正しい。本人・家族への面接と日常生活の観察情報から認知症の重症度を評価します。
c.Functional Assessment Staging〈FAST〉
正しい。日常生活機能の低下を観察し、Alzheimer型認知症の進行段階を評価します。
d.Mini-Mental State Examination〈MMSE〉
誤り。見当識、記憶、計算、言語、図形模写などの課題を本人へ実施する認知機能検査です。
e.改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉
誤り。年齢、日時、場所、記銘・再生などの質問課題を本人へ行う検査です。
覚えるポイント
- 観察・生活機能評価=CDR、FASTです。
- MMSEとHDS-Rは質問・課題を実施するスクリーニング検査です。
- TMTは注意・処理速度・遂行機能をみる紙筆課題です。
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