113B090|第113回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

静脈麻酔薬を用いて全身麻酔を導入する際の手技を実施の順番に並べよ。 ただし、①〜⑤はa〜eのいずれかに該当する。 解答:① → マスク換気 → ② → ③ → ④ → ⑤

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

静脈麻酔薬で意識を消失させ、マスク換気が可能なことを確認してから筋弛緩薬を投与します。その後、喉頭展開、気管挿管、挿管位置の確認へ進みます。

解説

静脈麻酔薬の投与前には十分な酸素化、モニタ装着、吸引・気道確保器具の準備を済ませます。静脈麻酔薬を投与して入眠させた後、マスク換気を行い、酸素化を維持できることを確認します。問題文ではこのマスク換気が①と②の間に明記されています。

続いて筋弛緩薬を投与し、効果発現後に喉頭鏡で喉頭展開して声門を確認し、気管チューブを挿入します。チューブ留置後は呼気二酸化炭素波形を確認し、胸郭運動と両側肺野の呼吸音を評価して、食道挿管や片肺挿管でないことを確かめます。

したがって、
静脈麻酔薬の投与 → マスク換気 → 筋弛緩薬の投与 → 喉頭展開 → 気管挿管 → 両側肺野の呼吸音の聴診
の順で、選択肢cです。

選択肢の確認

a.d → b → c → a → e(静脈麻酔薬の投与 → 喉頭展開 → 筋弛緩薬の投与 → 気管挿管 → 両側肺野の呼吸音の聴診)
誤り。筋弛緩薬の効果発現前に喉頭展開する順になっています。

b.c → d → b → a → e(筋弛緩薬の投与 → 静脈麻酔薬の投与 → 喉頭展開 → 気管挿管 → 両側肺野の呼吸音の聴診)
誤り。意識を消失させマスク換気を確認する前に筋弛緩薬を投与する順になっています。

c.d → c → b → a → e(静脈麻酔薬の投与 → 筋弛緩薬の投与 → 喉頭展開 → 気管挿管 → 両側肺野の呼吸音の聴診)
正しい。問題文中のマスク換気を挟み、入眠、筋弛緩、喉頭展開、挿管、挿管位置確認の順です。

d.d → c → a → b → e(静脈麻酔薬の投与 → 筋弛緩薬の投与 → 気管挿管 → 喉頭展開 → 両側肺野の呼吸音の聴診)
誤り。声門を確認する喉頭展開より先に気管挿管することはできません。

e.c → b → d → a → e(筋弛緩薬の投与 → 喉頭展開 → 静脈麻酔薬の投与 → 気管挿管 → 両側肺野の呼吸音の聴診)
誤り。入眠前に筋弛緩薬を投与し喉頭展開する危険な順序です。

覚えるポイント

  • 静脈麻酔薬→マスク換気確認→筋弛緩薬→喉頭展開→気管挿管→位置確認です。
  • 気管挿管前に、マスク換気で酸素化を維持できることを確認します。
  • 挿管後は呼気CO₂波形に加え、両側呼吸音で片肺挿管も確認します。

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