113C002|第113回 歯科医師国家試験 過去問
胃食道逆流症による酸蝕症の好発部位はどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
胃食道逆流では、胃酸が口腔へ逆流して最初に触れやすい歯面を考えます。内因性酸による酸蝕は上顎前歯の口蓋側に目立ちます。
解説
胃酸は口腔後方から入り、舌の作用もあって上顎歯の口蓋側面へ接触しやすくなります。そのため胃食道逆流症や反復性嘔吐では、上顎前歯口蓋側面のエナメル質が平滑に溶解する所見が典型的です。下顎歯の舌側は舌や唾液による保護を受けやすい点も対比します。
選択肢の確認
a.上顎前歯口蓋側面
正しい。
逆流した胃酸が直接触れやすく、内因性酸蝕症の代表的な好発部位です。
b.上顎臼歯咬合面
誤り。
臼歯咬合面にも進行例では変化し得ますが、最も典型的な初発部位ではありません。
c.下顎前歯切縁
誤り。
切縁の摩耗は咬耗などでも生じ、胃酸逆流の特徴的部位とはいえません。
d.下顎前歯唇側面
誤り。
下顎前歯唇側は外因性酸の影響を受けることはありますが、胃食道逆流の典型ではありません。
e.下顎臼歯咬合面
誤り。
下顎臼歯咬合面よりも、まず上顎前歯口蓋側への影響が目立ちます。
覚えるポイント
- 内因性酸は上顎前歯口蓋側、外因性酸は唇頰側に出やすいと整理します。
- 酸蝕症は細菌によらない化学的な歯質脱灰です。
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