113C008|第113回 歯科医師国家試験 過去問
齲蝕治療中に患者がてんかん発作を起こした。直ちに行うのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
けいれん発作時は、まず患者を傷つける物を除き、安全と気道を確保します。口の中へ新たに物を入れてはいけません。
解説
歯科治療中に発作が始まったら処置を中止し、回転切削器具やミラーなど口腔内の器具を可能な範囲で速やかに取り出します。患者を水平に近い安全な姿勢とし、周囲の危険物を除き、発作時間・呼吸・酸素化を観察します。無理に開口させたり、舌を守ろうとして器具や指を挿入したりしません。発作が長引く場合は救急要請と薬物治療を検討します。
選択肢の確認
a.心肺蘇生を開始する。
誤り。
心停止や正常呼吸の消失が確認されていない段階で、直ちに胸骨圧迫を始めるものではありません。
b.ボバース体位をとる。
誤り。
ボバース法は脳性麻痺などの神経発達学的治療に関する概念で、発作時の初動体位ではありません。
c.アドレナリンを投与する。
誤り。
アドレナリンはアナフィラキシーや心停止などに用い、てんかん発作の第一選択薬ではありません。
d.口腔内の器具を取り出す。
正しい。
口腔内損傷や誤嚥を防ぐため、まず治療器具を取り出します。
e.トレンデレンブルグ体位に変換する。
誤り。
トレンデレンブルグ体位は発作時の標準的初動ではなく、転落・誤嚥を防ぐ安全な姿勢を優先します。
覚えるポイント
- 処置中止、器具除去、転落防止、気道と呼吸の観察が初動です。
- けいれん中の口へ物や指を入れません。
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