113C075|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯内療法学

根管拡大時の切削片による根尖部の目詰まりを防止する方法はどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

再帰ファイリングは、太い器具を使う途中で細いファイルを作業長まで繰り返し挿入し、根尖部の切削片をほぐして目詰まりを防ぐ方法です。

解説

根管拡大中は象牙質切削片が根尖側へ集まり、根管閉塞や作業長の短縮を起こすことがあります。そこで各拡大段階の間に小号数ファイルを作業長まで戻すrecapitulationを行い、根尖部の通路を再確認して切削片を浮遊させ、洗浄で排出します。根尖孔外へ器具を押し出さず、十分な洗浄と潤滑を併用します。

選択肢の確認

a.プレカーブ法
誤り。
湾曲根管に合わせて器具先端をあらかじめ曲げる方法で、目詰まり防止そのものではありません。

b.クラウンダウン法
誤り。
歯冠側から順に拡大して根尖到達性を高めますが、切削片による根尖部目詰まりを直接防ぐ名称ではありません。

c.ステップバック法
誤り。
根尖部から段階的に短くしながら太い器具を用いる形成法で、途中に再帰操作を行わないと目詰まりし得ます。

d.再帰ファイリング法
正しい。
小号数ファイルを作業長まで繰り返し戻し、切削片をほぐして根尖部の開通性を保ちます。

e.バランストフォース法
誤り。
器具を回転・反回転させて湾曲根管を形成する方法で、根尖部目詰まり防止の中心操作ではありません。

覚えるポイント

  • recapitulation=小さいファイルを作業長まで戻す操作です。
  • 洗浄と組み合わせて切削片を除去し、作業長を維持します。

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