113D017|第113回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

成人の一次救命処置で正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

成人の一次救命処置では、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を1サイクルとして心肺蘇生を続けます。

解説

成人が倒れている場合は、周囲の安全を確認し、反応と呼吸を迅速に評価します。反応がなく、普段どおりの呼吸がない、または判断できない場合は救急要請とAED手配を行い、直ちに胸骨圧迫を始めます。圧迫部位は胸骨の下半分(胸の中央)で、成人では約5cm沈む深さ、1分間100〜120回を目安に、圧迫解除を十分にし、中断を最小限にします。

人工呼吸を行う技術と意思がある救助者は、胸骨圧迫30回に人工呼吸2回を組み合わせます。呼吸確認は10秒以内で行い、長時間かけて開始を遅らせません。気管挿管や酸素投与は器材と訓練を要する高度な対応で、一般的な一次救命処置の必須手順ではありません。AEDが到着すれば音声指示に従います。

選択肢の確認

a.気管挿管を行う。
誤り。
気管挿管は高度な気道確保であり、一般救助者が行う一次救命処置ではありません。

b.酸素を投与する。
誤り。
酸素投与には器材が必要で、標準的BLSの必須項目ではありません。

c.胸骨の上半分を圧迫する。
誤り。
成人の圧迫部位は胸骨の下半分、すなわち胸の中央です。

d.呼吸の確認を10秒以上かけて行う。
誤り。
呼吸確認は10秒以内に行い、胸骨圧迫の開始を遅らせないことが重要です。

e.胸骨圧迫と人工呼吸を30対2で行う。
正しい。
人工呼吸を併用する成人心肺蘇生では、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を反復します。

覚えるポイント

  • 成人BLSは胸骨圧迫30:人工呼吸2です。
  • 胸骨下半分を約5cm、100〜120回/分で圧迫します。
  • 呼吸確認は10秒以内、AED使用と圧迫開始を遅らせません。

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