113D024|第113回 歯科医師国家試験 過去問
循環器疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
右心不全では体静脈うっ血による下腿浮腫、心筋梗塞では心筋虚血・壊死による胸痛が典型です。
解説
右心系のポンプ機能が低下すると、右房から体静脈側へ圧が逆伝播して全身の静脈圧が上昇します。その結果、重力の影響を受ける下腿の圧痕性浮腫、頸静脈怒張、肝腫大、腹水などが生じます。心筋梗塞では冠動脈血流が途絶して心筋壊死を来し、持続する強い胸部圧迫感や絞扼感が代表症状です。ただし高齢者や糖尿病患者では無痛性の場合もあります。
高血圧症はしばしば無症状で、チアノーゼは血中還元ヘモグロビン増加による所見です。肺塞栓症は突然の呼吸困難、胸痛、頻呼吸、低酸素血症などを起こします。大動脈解離は突然の激烈な胸背部痛、血圧左右差、脈拍欠損などが重要で、蝶形紅斑は全身性エリテマトーデスの代表所見です。
選択肢の確認
a.右心不全 ― 下腿浮腫
正しい。
体静脈圧上昇により末梢へ水分が貯留し、重力依存部である下腿に浮腫が生じます。
b.高血圧症 ― チアノーゼ
誤り。
高血圧症は無症状のことも多く、チアノーゼを特徴とする疾患ではありません。
c.心筋梗塞 ― 胸痛
正しい。
冠動脈閉塞による心筋虚血・壊死により、持続性の胸痛や圧迫感を生じます。
d.肺塞栓症 ― 黄疸
誤り。
肺塞栓症の代表症状は突然の呼吸困難、胸痛、頻呼吸などで、黄疸ではありません。
e.大動脈解離 ― 蝶形紅斑
誤り。
大動脈解離では激烈な胸背部痛などを認め、蝶形紅斑は全身性エリテマトーデスでみられます。
覚えるポイント
- 右心不全は体静脈うっ血:下腿浮腫・頸静脈怒張・肝腫大です。
- 心筋梗塞は持続する胸痛が典型ですが、無痛性もあります。
- 肺塞栓は呼吸困難、大動脈解離は突然の胸背部痛で整理します。
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