113D025|第113回 歯科医師国家試験 過去問
定型発達児の情動で2歳ころに分化するのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
Bridgesの古典的な情動分化の模式では、出生時の未分化な興奮から快・不快が分かれ、喜びは2歳ころに快の側から分化します。
解説
乳幼児の情動は、出生時の未分化な興奮から発達に伴って分化すると整理されます。生後3か月ころまでに快と不快へ分かれ、不快の側から恐れ、怒り、嫌悪などが比較的早く現れます。快の側からは得意や愛情などが分化し、Bridgesの模式図では2歳ころに喜びが分化します。したがって本問ではdを選びます。
この年齢はあくまで定型発達を説明する古典的モデル上の目安で、実際の表出時期には個人差があります。小児歯科では暦年齢だけで対応を決めず、言語理解、保護者との分離、未知の環境への恐れ、過去の歯科経験などを観察して行動調整法を選びます。失望、心配、不満足は、期待と結果の違いを認知する、より複雑な情動として後に分化します。
選択肢の確認
a.恐れ
誤り。
不快の側から生後6か月ころに分化する基本情動として扱われ、2歳ころではありません。
b.失望
誤り。
期待した結果と現実との差の理解を要する複雑な情動で、より後の幼児期に分化します。
c.心配
誤り。
将来の不快な結果を予測する認知を伴い、2歳ころの代表的分化として扱いません。
d.喜び
正しい。
Bridgesの情動分化図では、2歳ころに快の側から分化します。
e.不満足
誤り。
欲求・期待が十分に満たされないことを認識する複雑な情動で、より後に分化します。
覚えるポイント
- 情動は興奮→快・不快→より具体的な情動へ分化します。
- 恐れ・怒り・嫌悪は不快側から早期に、喜びは2歳ころに快側から分化します。
- 発達時期は模式的な目安で、実際の患児対応では個人の発達を観察します。
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