113D035|第113回 歯科医師国家試験 過去問
夏に流行し軟口蓋に多数の水疱を形成するのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
夏季流行と、口腔後方の軟口蓋・口蓋弓に集簇する小水疱はヘルパンギーナの典型です。
解説
ヘルパンギーナは主にコクサッキーA群などのエンテロウイルスによる急性ウイルス感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行します。突然の高熱、咽頭痛に続き、軟口蓋、口蓋垂、口蓋弓など口腔後方に小水疱が多発し、やがて浅い潰瘍になります。疼痛で飲水量が減るため、脱水の評価と水分摂取支援が重要です。
手足口病もエンテロウイルスによりますが、口腔病変に加えて手掌・足底などの発疹を伴う点が基本的な鑑別です。麻疹はKoplik斑、風疹は淡紅色発疹とリンパ節腫脹、水痘は全身に各段階の発疹・水疱を生じます。
選択肢の確認
a.水痘
誤り。
全身に丘疹、水疱、痂皮が混在する発疹を生じ、軟口蓋限局の夏季流行性水疱が中心ではありません。
b.風疹
誤り。
発熱、淡紅色発疹、耳介後部・後頭部リンパ節腫脹が主で、軟口蓋の多発水疱は典型ではありません。
c.麻疹
誤り。
頰粘膜のKoplik斑と全身発疹を特徴とし、軟口蓋の水疱性病変とは異なります。
d.手足口病
誤り。
口腔内水疱は生じますが、手掌・足底・臀部などの発疹を伴うことが重要です。
e.ヘルパンギーナ
正しい。
夏季に流行し、高熱と軟口蓋・口蓋弓の多発小水疱を示します。
覚えるポイント
- 夏+高熱+軟口蓋の小水疱=ヘルパンギーナです。
- 手足口病は手掌・足底などの皮疹を同時に確認します。
- いずれも基本は対症療法で、乳幼児では脱水に注意します。
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