113D053|第113回 歯科医師国家試験 過去問
LindheとNymanの根分岐部病変の分類と治療法の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
LindheとNymanの2度は、水平的骨欠損が根分岐部を部分的に進むものの、反対側へ完全には交通しない病変です。条件が良ければ歯周組織再生療法の適応になります。
解説
LindheとNymanの分類では、1度は根分岐部の水平的アタッチメントロスが歯の頰舌径の1/3未満、2度は1/3を超えるが貫通しない、3度は根分岐部を完全に貫通する病変です。垂直的骨欠損の深さ、歯根形態、歯肉退縮、清掃性も治療選択へ影響します。
2度病変、とくに下顎大臼歯頰側など形態条件のよい部位では、GTR法やエナメルマトリックスタンパク質などの歯周組織再生療法を検討できます。1度はプラークコントロール、スケーリング・ルートプレーニング、必要に応じファーケーションプラスティなどが中心です。3度は再生の予知性が低く、トンネリング、歯根切除、ヘミセクション、抜歯などを症例に応じて選びます。
選択肢の確認
a.1度 ― 歯根分離
誤り。
初期の1度病変に歯根分離は侵襲が大きく、基本的には非外科的治療や形態修正で管理します。
b.1度 ― ルートリセクション
誤り。
一根を切除する術式は進行した一根限局病変などで検討し、1度病変の標準的治療ではありません。
c.2度 ― 歯周組織再生療法
正しい。
非貫通性の2度病変は、欠損形態などの条件が良ければ再生療法の適応になります。
d.2度 ― トンネリング
誤り。
トンネリングは根分岐部を清掃可能な貫通路にする方法で、主に3度病変で検討します。
e.3度 ― 歯周ポケット掻爬
誤り。
完全貫通した病変をポケット掻爬だけで改善することは困難です。
覚えるポイント
- 1度=1/3未満、2度=1/3超で非貫通、3度=貫通です。
- 再生療法は形態条件のよい2度病変が代表的適応です。
- 3度では清掃性確保や切除療法を含めて予後を判断します。
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