113D058|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

フラップ手術に使用する器具の写真(別冊No. 13)を別に示す。 使用順序で正しいのはどれか。1つ選べ。

113D058の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

フラップ手術は、切開、骨膜を含む弁の剝離翻転、根面・肉芽組織のデブライドメント、必要な骨整形、縫合の順に進めます。器具はウ→ア→オ→イ→エです。

解説

まずウの外科用ナイフで内斜切開・歯肉溝切開などを行います。次にアの骨膜剝離子で粘膜骨膜弁を骨面から慎重に剝離・翻転し、術野を確保します。オのキュレット型器具で炎症性肉芽組織を除去し、根面の歯石・汚染物をデブライドメントします。

骨形態修正が必要なら、イの骨用チゼル型器具を用いて骨整形・骨切除を行います。洗浄し、弁を適切な位置へ復位した後、エの持針器で縫合します。実際の術式は再生療法か切除療法かで異なりますが、「切る→開く→清掃する→骨を整える→閉じる」という組織操作の順は器具写真の判断軸になります。

画像の確認

実画像では、ウは湾曲した刃をもつ外科用ナイフ、アは丸みのある平坦な先端をもつ骨膜剝離子、オは角度のついたキュレット型器具です。イは幅広い刃をもつ骨用チゼル型器具、エは把持部とロックをもつ持針器であり、それぞれ切開・剝離・搔爬・骨整形・縫合に対応します。

選択肢の確認

a.ア→イ→エ→オ→ウ
誤り。
切開前に骨膜剝離を行い、縫合後に搔爬・切開する不可能な順です。

b.イ→ア→オ→ウ→エ
誤り。
骨用器具を切開より先に使用しており、術野を展開できていません。

c.ウ→ア→オ→イ→エ
正しい。
切開、弁剝離、デブライドメント、骨整形、縫合という手術手順に一致します。

d.ウ→イ→ア→オ→エ
誤り。
切開後すぐ骨用器具を使っており、弁の剝離・翻転より先に骨処置を行っています。

e.オ→ウ→ア→エ→イ
誤り。
術野展開前に搔爬し、縫合後に骨処置を行う順になっています。

覚えるポイント

  • 切開→剝離→デブライドメント→骨処置→縫合です。
  • 写真では刃、平坦な剝離端、キュレット、骨用刃、持針器を識別します。
  • 最終器具は創を閉鎖する持針器です。

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