114A003|第114回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科法規・医療制度

ニュルンベルグ綱領に謳われているのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

ニュルンベルグ綱領は、人を対象とする実験で被験者の自発的同意を最重要原則とした研究倫理の文書です。

解説

ニュルンベルグ綱領は、第二次世界大戦後のニュルンベルグ裁判を背景として示された人体実験の倫理原則です。冒頭で、被験者の自発的同意が絶対に不可欠であることを掲げています。被験者には同意能力があり、強制や欺罔を受けず、実験の性質、期間、目的、方法、予想される危険などを理解したうえで参加を決める必要があります。

現在の研究倫理では、科学的妥当性、危険と利益の評価、倫理審査、参加撤回の自由なども重要ですが、本問では各宣言・制度の中心概念を対応させます。

選択肢の確認

a.脳死の判定
誤り。
脳死を含む死の判定はシドニー宣言などと関連し、ニュルンベルグ綱領の主題ではありません。

b.セカンドオピニオン
誤り。
セカンドオピニオンは患者の意思決定を支える診療上の仕組みで、人体実験の原則を定めた同綱領の中心事項ではありません。

c.倫理審査委員会の設置
誤り。
第三者による倫理審査は現代の研究倫理で不可欠ですが、ニュルンベルグ綱領を代表する記述は自発的同意です。

d.医師による患者情報の守秘義務
誤り。
守秘義務は医療倫理の基本ですが、同綱領が第一に掲げた人体実験の要件ではありません。

e.人体実験における被験者の自発的同意
正しい。
被験者が十分な情報を得て、強制なく自ら参加を決定することが核心です。

覚えるポイント

  • ニュルンベルグ綱領は人体実験の倫理に関する文書です。
  • 最重要語は被験者の自発的同意です。
  • ヘルシンキ宣言など後の研究倫理原則と歴史的につなげて覚えます。

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