114A017|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

生後1か月の女児の顔貌写真(別冊No. 1)を別に示す。 この疾患の発症に関連するのはどれか。1つ選べ。

114A017の問題画像
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正解: a

正答

a

この問題のポイント

写真は口角が外側へ延長した横顔裂〈巨口症〉を示し、上顎突起と下顎突起の癒合不全を考えます。

解説

顔面は胎生期に前頭鼻突起、左右の上顎突起、下顎突起などが成長・癒合して形成されます。正常な口角は上顎突起と下顎突起が外側で癒合してできます。この部位の癒合が不十分だと、口裂が頰側へ延長する**横顔裂〈巨口症〉**が生じます。反対に過剰な癒合では小口症となります。

口唇裂は主に上顎突起と内側鼻突起の癒合不全、斜顔裂は上顎突起と外側鼻突起の癒合不全として区別します。裂の走行から、どの顔面突起間の異常かを対応させます。

画像の確認

実画像では、左右の口角が非対称で、一側の口裂が通常の口角位置を越えて頰側へ延びています。鼻翼から上口唇へ向かう裂ではなく、口角から外側へ続く横方向の裂であり、横顔裂を示す所見です。

選択肢の確認

a.上顎突起と下顎突起
正しい。
両突起の外側部の癒合不全により横顔裂〈巨口症〉が生じます。

b.上顎突起と口蓋突起
誤り。
口蓋形成に関する組合せであり、口角から外側へ延びる裂を説明しません。

c.上顎突起と外側鼻突起
誤り。
この間の癒合不全は眼窩から鼻翼方向へ走る斜顔裂と関連します。

d.上顎突起と内側鼻突起
誤り。
この間の癒合不全は口唇裂の発生と関連します。

e.内側鼻突起と外側鼻突起
誤り。
鼻部の形成に関係し、横顔裂の組合せではありません。

覚えるポイント

  • 横顔裂は上顎突起と下顎突起の癒合不全です。
  • 口唇裂は上顎突起と内側鼻突起の癒合不全です。
  • 裂の方向を見て顔面突起を対応させます。

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