114A020|第114回 歯科医師国家試験 過去問
成人の一次救命処置で正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
成人BLSでは、人工呼吸ができない場合でも救命処置を止めず、胸骨圧迫のみのCPRを行えます。
解説
成人が反応なく、正常な呼吸がない、または死戦期呼吸のみであれば心停止を疑い、応援要請、119番通報、AED手配を行って直ちに胸骨圧迫を開始します。訓練を受け、人工呼吸が可能な救助者は胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を組み合わせますが、人工呼吸を行えない、またはためらう場合は、人工呼吸を省いて胸骨圧迫のみを継続できます。
気管挿管、静脈路確保、アドレナリン投与は二次救命処置〈ALS〉で行う内容です。死戦期呼吸は有効な正常呼吸ではなく、経過観察してはいけません。
選択肢の確認
a.気管挿管を行う。
誤り。
高度な気道確保であり、成人の基本的な一次救命処置には含まれません。
b.静脈路確保を行う。
誤り。
薬剤投与経路の確保はALSの内容で、BLSでは胸骨圧迫とAEDを優先します。
c.アドレナリンを投与する。
誤り。
心停止時の薬物投与はALSで行い、一般的なBLSの手順ではありません。
d.死戦期呼吸は経過観察する。
誤り。
死戦期呼吸は心停止時にみられる異常呼吸です。正常呼吸なしとして直ちにCPRを開始します。
e.人工呼吸を省くことができる。
正しい。
人工呼吸ができない状況では、胸骨圧迫のみのCPRを行い、救命処置の遅れを避けます。
覚えるポイント
- 死戦期呼吸は正常呼吸ではありません。
- 成人BLSは胸骨圧迫とAEDを最優先します。
- 人工呼吸ができなくても、胸骨圧迫のみのCPRを開始します。
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