114A021|第114回 歯科医師国家試験 過去問
歯周炎を認めない真性口臭症患者のガスクロマトグラフィー検査結果を図に示す。 検出された物質①〜③の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
口臭の主要な揮発性硫黄化合物を、ガスクロマトグラフィーの保持時間の順に対応させます。
解説
口腔由来の口臭で重要な揮発性硫黄化合物〈VSC〉は、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドです。ガスクロマトグラフィーでは、試料成分がカラム内を通過して検出器へ到達するまでの保持時間が物質ごとに異なります。本図の検出順は①硫化水素、②メチルメルカプタン、③ジメチルサルファイドであり、この組合せを示すaが正答です。
濃度の大小だけで物質を決めるのではなく、番号付きの各ピークを標準物質の保持時間と照合します。歯周炎を伴わない例では、舌苔などを発生源とする硫化水素優位の口臭も考えます。
画像の確認
実画像のクロマトグラムには、保持時間の異なる3つの検出位置が①〜③で示されています。標準物質と照合すると①硫化水素、②メチルメルカプタン、③ジメチルサルファイドです。付記された濃度はそれぞれ2.0、0.4、0.1 ng/10 mLであり、濃度の大小と物質同定を混同しないことが重要です。
選択肢の確認
a.硫化水素 ― メチルメルカプタン ― ジメチルサルファイド
正しい。
①硫化水素、②メチルメルカプタン、③ジメチルサルファイドとなり、図の検出順と一致します。
b.硫化水素 ― メチルメルカプタン ― アンモニア
誤り。
①と②は一致しますが、③はアンモニアではなくジメチルサルファイドです。
c.メチルメルカプタン ― 硫化水素 ― ジメチルサルファイド
誤り。
①と②が逆です。①は硫化水素、②はメチルメルカプタンです。
d.メチルメルカプタン ― 硫化水素 ― アンモニア
誤り。
①と②が逆であり、③もアンモニアではありません。
e.メチルメルカプタン ― ジメチルサルファイド ― アンモニア
誤り。
①〜③のいずれも図の保持時間に対応する物質と一致しません。
覚えるポイント
- 主要VSCは硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドです。
- 保持時間の順でピークを同定します。
- 本図では①硫化水素、②メチルメルカプタン、③ジメチルサルファイドです。
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