114A025|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯内療法学

根管模型に表面を黒色に塗ったガッタパーチャポイントを用いて側方加圧根管充塡を行った。充塡後の写真(別冊No. 5A)と矢印の位置で切断した断面の拡大写真(別冊No. 5B)を別に示す。アクセサリーポイントはすべて同じサイズのものを使用した。 最初に用いたアクセサリーポイントはどれか。1つ選べ。

114A025の問題画像
解答・解説を見る

正解: b

正答

b

この問題のポイント

同じサイズ・テーパーのアクセサリーポイントでは、最初のポイントほど深く挿入され、同一断面で大きく変形して見えます。

解説

側方加圧根管充塡では、作業長に適合させたマスターポイントをスプレッダーで根管壁側へ圧接し、生じた空隙へアクセサリーポイントを挿入します。再びスプレッダーで圧接し、アクセサリーポイントを追加する操作を繰り返します。根管内の空隙は次第に狭くなるため、最初のアクセサリーポイントが最も深くまで入り、後から入れたものほど浅くなります。

すべて同じサイズなら、一定の高さで切断したとき、深く挿入されたポイントほど太い部分が断面に現れます。また、後続の圧接を繰り返し受けるため変形も大きくなります。図ではイがこの特徴を示します。

画像の確認

実画像では、写真Aの透明根管模型内に複数のポイントが側方加圧され、矢印の高さで横断されています。写真Bでは黒色の境界線で各ポイントを識別でき、イは周囲のポイントより大きな断面積を占めて強く扁平化しています。最も深く入り、繰り返し圧接された最初のアクセサリーポイントと判断できます。

選択肢の確認

a.ア
誤り。
アはイより断面積と圧接変形が小さく、最初のポイントの特徴に合いません。

b.イ
正しい。
同一断面で最も大きく変形し、最初に深く挿入されたアクセサリーポイントです。

c.ウ
誤り。
ウは断面積が小さく、根管内の空隙が狭くなった後に浅く挿入されたポイントと考えます。

d.エ
誤り。
エにも圧接変形がありますが、イほど大きな断面を示しません。

e.オ
誤り。
オはイより小さく、最初に挿入されたポイントではありません。

覚えるポイント

  • 側方加圧はスプレッダーによる圧接とポイント挿入の反復です。
  • 最初のアクセサリーポイントほど深く入り、後続の圧接を多く受けます。
  • 同じサイズなら横断面の大きさと変形から挿入順を読みます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114A024114A026 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)