114A045|第114回 歯科医師国家試験 過去問
上行性歯髄炎で歯髄への細菌の侵入路となるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
上行性歯髄炎は、根尖側の感染が根管系を通って歯髄へ波及する病態です。
解説
上行性歯髄炎では、深い歯周ポケットや根尖部の感染が、根尖孔周囲から根管系へ侵入して歯髄炎を起こします。細菌の侵入路となるのは、主根管である髄管と、根尖付近で主根管から枝分かれして歯根膜へ開口する根尖分岐です。これらは歯髄と根尖歯周組織を連絡するため、根尖側からの感染波及経路になります。
盲管・盲孔は歯冠形態の発育異常に関連する陥凹で、齲蝕から歯髄へ感染する冠側の経路となり得ます。管間側枝は複数の根管相互を結ぶ枝であり、外部歯周組織からの入口そのものではありません。
選択肢の確認
a.髄管
正しい。根尖孔を介して根尖歯周組織と連続する主根管です。
b.盲管
誤り。歯冠側にみられる発育上の陥凹で、上行性の根尖側経路ではありません。
c.盲孔
誤り。歯冠部の小窩に関する構造で、根尖側からの侵入路ではありません。
d.管間側枝
誤り。根管同士を連絡しますが、歯周組織へ直接開口する上行性経路ではありません。
e.根尖分岐
正しい。根尖部で歯髄と歯根膜を交通させ、細菌の侵入路になります。
覚えるポイント
- 上行性歯髄炎は根尖側から歯髄へ波及します。
- 侵入路は髄管と根尖分岐です。
- 歯冠側の盲孔・盲管とは感染方向を分けて考えます。
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