114A062|第114回 歯科医師国家試験 過去問
歯肉退縮に対して行う歯周外科治療はどれか。3つ選べ。
3つ選択
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正解: b・c・d
正答
b、c、d
この問題のポイント
歯肉退縮に対する歯周形成手術では、露出根面の被覆や角化歯肉の獲得を図ります。
解説
遊離歯肉移植術は口蓋などから上皮を含む移植片を採取し、角化歯肉幅の増大や浅い退縮への対応に用います。歯肉弁側方移動術は隣接部の十分な角化歯肉を有茎弁として退縮部へ移動し、血流を保ったまま根面を被覆します。歯肉結合組織移植術は上皮下結合組織を移植して歯冠側移動弁などで覆い、根面被覆と歯肉厚の増加を図る予知性の高い方法です。
口腔前庭拡張術は浅い前庭を深くして清掃性などを改善する手術です。歯肉弁根尖側移動術はポケット除去や臨床歯冠長延長に用い、歯肉辺縁を根尖側へ移すため退縮の被覆とは逆になります。
選択肢の確認
a.口腔前庭拡張術
誤り。前庭を深くする手術で、露出根面を直接被覆しません。
b.遊離歯肉移植術
正しい。角化歯肉を増やし、退縮に対する歯周形成手術として用います。
c.歯肉弁側方移動術
正しい。隣接歯肉を有茎弁として移動し、根面を被覆します。
d.歯肉結合組織移植術
正しい。根面被覆と軟組織の厚み増加を図ります。
e.歯肉弁根尖側移動術
誤り。歯肉辺縁を根尖側へ移動するため、退縮部の被覆にはなりません。
覚えるポイント
- 根面被覆には側方移動弁や結合組織移植を用います。
- 遊離歯肉移植は角化歯肉の獲得に有用です。
- 根尖側移動弁は退縮を増やす方向の手術です。
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