114A066|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学病理・微生物・免疫

Streptococcus sobrinusが産生するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: d・e

正答

d、e

この問題のポイント

齲蝕原性レンサ球菌は、スクロースから菌体外多糖を合成する酵素を産生します。

解説

Streptococcus sobrinusはStreptococcus mutansとともに齲蝕原性レンサ球菌に含まれます。グルコシルトランスフェラーゼ〈GTF〉はスクロースから不溶性・水溶性グルカンを合成し、細菌の歯面付着とプラーク基質形成に寄与します。フルクトシルトランスフェラーゼ〈FTF〉はスクロースからフルクタンを合成し、プラーク内でエネルギー貯蔵物質として利用されます。これらの多糖形成と糖発酵による酸産生が齲蝕原性に関係します。

他の3酵素・毒素は代表的な歯周病原細菌の病原因子であり、菌種との対応を区別します。

選択肢の確認

a.ジンジパイン
誤り。Porphyromonas gingivalisが産生するシステインプロテアーゼです。

b.デンティリシン
誤り。Treponema denticolaが産生するプロテアーゼです。

c.ロイコトキシン
誤り。Aggregatibacter actinomycetemcomitansの代表的病原因子です。

d.グルコシルトランスフェラーゼ
正しい。スクロースからグルカンを合成します。

e.フルクトシルトランスフェラーゼ
正しい。スクロースからフルクタンを合成します。

覚えるポイント

  • S. sobrinusはGTFとFTFを産生します。
  • グルカンは付着・プラーク基質、フルクタンは貯蔵多糖に関係します。
  • ジンジパイン、デンティリシン、ロイコトキシンは歯周病原細菌と対応させます。

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