114B003|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯内療法学

彎曲根管の根管形成を容易にするのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

彎曲根管では、ファイルが根管口側で拘束されると先端の制御が難しくなります。根管上部のフレア形成で直線的なアクセスを得ることが重要です。

解説

根管上部のフレア形成は、根管口側の象牙質干渉を取り除き、根尖側へ向かう器具の直線的到達性を改善します。器具に加わる曲げ応力が小さくなり、作業長の確保、洗浄液の交換、根尖部の形成が行いやすくなります。

彎曲根管では、細いファイルでグライドパスを確保し、器具に過度な力を加えないことも大切です。不適切な全周ファイリングや無理な超音波器具の進入は、レッジ、トランスポーテーション、器具破折につながります。

選択肢の確認

a.隔壁の形成
誤り。隔壁は無菌的処置や薬液の漏洩防止に有用ですが、彎曲根管の器具操作性を直接改善する処置ではありません。

b.EDTAの使用
誤り。EDTAは無機質をキレートし、滑走性やスミヤー層除去に役立ちますが、根管上部の形態的拘束を解消する主処置ではありません。

c.全周ファイリング
誤り。彎曲の外湾側を過度に切削し、本来の根管形態を変える危険があります。

d.根管上部のフレア形成
正しい。根管口側の干渉を除き、根尖側の器具操作を容易かつ安全にします。

e.超音波ファイルの使用
誤り。超音波は洗浄液の活性化などに有用ですが、彎曲部の形成を容易にする第一選択ではありません。

覚えるポイント

  • 彎曲根管では、まず根管上部の干渉を除きます。
  • フレア形成は直線的アクセスと器具制御を改善します。
  • グライドパスを確保し、原根管形態を保存します。

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