114B005|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学病理・微生物・免疫

IV型アレルギー反応はどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

IV型アレルギーは抗体主体ではなく、感作T細胞が中心となる遅延型反応です。代表例は接触性皮膚炎とツベルクリン反応です。

解説

IV型アレルギーでは、抗原提示を受けたT細胞がサイトカインを放出し、マクロファージなどを活性化して組織炎症を起こします。反応の成立に時間がかかるため、遅延型過敏反応と呼ばれます。歯科金属による接触性皮膚炎や口腔粘膜炎は、金属イオンに対するIV型反応の代表です。

アレルギー分類は主なエフェクターで見分けます。I型はIgEと肥満細胞、II型は細胞表面抗原に対する抗体、III型は免疫複合体、IV型はT細胞が中心です。

選択肢の確認

a.花粉症
誤り。花粉症はIgE依存性のI型アレルギーで、肥満細胞から放出されるヒスタミンなどが症状を起こします。

b.金属アレルギー
正しい。金属接触アレルギーは感作T細胞が主役となるIV型遅延型反応です。

c.ペニシリンアレルギー
誤り。ペニシリンでは複数の機序があり得ますが、国試で代表的に問われる即時型反応はI型です。

d.アナフィラキシーショック
誤り。IgEと肥満細胞を介して急速に発症するI型アレルギーです。

e.不適合輸血による凝血反応
誤り。赤血球表面抗原と抗体の反応で生じるII型細胞障害型反応です。

覚えるポイント

  • I型はIgE、II型は細胞表面への抗体、III型は免疫複合体、IV型はT細胞です。
  • 金属アレルギー=IV型遅延型と覚えます。
  • アナフィラキシーは緊急性の高いI型反応です。

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