114B058|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学病理・微生物・免疫

薬剤感受性を測定する方法はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b

正答

a、b

この問題のポイント

抗菌薬に対する微生物の感受性は、発育を抑える最小濃度であるMICと、微生物を死滅させる最小濃度であるMBCなどで評価します。

解説

MIC〈minimum inhibitory concentration、最小発育阻止濃度〉は、段階希釈した抗菌薬と被検菌を培養し、肉眼的な発育が認められなくなる最小薬物濃度です。抗菌薬選択や感受性判定の基本指標となります。

MBC〈minimum bactericidal concentration、最小殺菌濃度〉は、発育がみられなかった培養液を抗菌薬を含まない培地へ移して培養し、一定割合以上の菌が死滅したと判断される最小濃度です。MICが静菌・発育阻止を、MBCが殺菌を評価する点を区別します。ELISA、Ouchterlony法、Western blot法はいずれも抗原抗体反応や蛋白検出に用いる方法です。

選択肢の確認

a.MIC法
正しい。被検菌の発育を阻止する抗菌薬の最小濃度を測定します。

b.MBC法
正しい。被検菌を殺菌する抗菌薬の最小濃度を測定します。

c.ELISA法
誤り。酵素標識抗体などを用いて抗原または抗体を検出・定量する免疫学的方法です。

d.Ouchterlony法
誤り。寒天ゲル内二重免疫拡散により抗原抗体反応の沈降線を観察します。

e.Western blot法
誤り。電気泳動で分離した蛋白を膜へ転写し、特異抗体で検出する方法です。

覚えるポイント

  • MICは最小発育阻止濃度、MBCは最小殺菌濃度です。
  • MICは発育の有無、MBCは再培養後の生菌の有無で評価します。
  • ELISA、Ouchterlony、Western blotは免疫学的検出法です。

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