114B072|第114回 歯科医師国家試験 過去問
本態性高血圧症と診断されているが、安静時血圧のコントロールは良好で日常生活に制限はない。 この患者の米国麻酔科学会による術前状態分類(ASA-PS)はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
良好にコントロールされた本態性高血圧があり、日常生活に制限がない患者は、軽度の全身疾患を有するASA-PS IIに分類します。
解説
ASA-PSは麻酔・手術前の患者の全身状態を表す分類です。ASA-PS Iは全身的に健康な患者、IIは軽度の全身疾患があるものの、実質的な機能制限がない患者です。良好に管理された高血圧はIIの代表例です。
ASA-PS IIIは一つ以上の重度全身疾患があり、実質的な機能制限を伴う患者、IVは生命を常に脅かす重度全身疾患をもつ患者です。Vは手術なしでは生存が期待できない瀕死の患者です。分類は病名だけでなく、管理状態、臓器障害、機能制限を含めて判断します。
選択肢の確認
a.Ⅰ
誤り。ASA-PS Iは全身疾患のない健康な患者で、本例には高血圧症があります。
b.Ⅱ
正しい。良好に管理され、日常生活への制限がない軽度全身疾患に該当します。
c.Ⅲ
誤り。ASA-PS IIIは重度全身疾患と実質的な機能制限を伴う状態です。
d.Ⅳ
誤り。ASA-PS IVは生命を常に脅かす重度全身疾患をもつ状態です。
e.Ⅴ
誤り。ASA-PS Vは手術なしでは生存が期待できない瀕死の患者です。
覚えるポイント
- コントロール良好な高血圧で機能制限なしはASA-PS IIです。
- ASA-PS Iは完全に健康、IIIは重度疾患と機能制限を伴います。
- 病名だけでなく重症度と管理状態で分類します。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。