114C020|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学病理・微生物・免疫

ネクローシスの特徴はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: a

正答

a

この問題のポイント

ネクローシスは虚血、毒性物質、感染などの強い障害で生じる制御されない細胞死です。細胞膜が破綻し、細胞内成分が周囲に漏出するため、炎症反応を惹起します。

解説

ネクローシスではATPが減少し、イオンポンプが障害されて細胞と細胞内小器官が腫脹します。最終的に細胞膜が壊れ、細胞内物質が放出されると、周囲組織に炎症が起こります。一方、アポトーシスはカスパーゼによって制御されるプログラム細胞死で、細胞膜が保たれたまま断片化し、通常は強い炎症を起こしません。

選択肢の確認

a.炎症の惹起
正しい。細胞膜の破綻で細胞内成分が漏出し、周囲に炎症を起こします。

b.プログラムされた死
誤り。古典的にはアポトーシスの特徴です。

c.DNAの規則的断片化
誤り。エンドヌクレアーゼによる規則的なDNA断片化はアポトーシスでみられます。

d.カスパーゼによる制御
誤り。カスパーゼはアポトーシスの開始・実行を担うプロテアーゼです。

e.細胞死受容体による誘導
誤り。Fasなどの死亡受容体による外因系アポトーシスの機序です。

覚えるポイント

  • ネクローシスは細胞腫脹、膜破綻、炎症を伴います。
  • アポトーシスはカスパーゼで制御され、規則的DNA断片化を示します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114C019114C021 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)