114C032|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

歯周外科治療と治癒形態の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

歯周外科後の治癒形態は、再付着、新付着、長い上皮性付着、歯周組織再生を区別します。歯肉切除術や歯周ポケット搔爬術の一般的な治癒は、根面沿いに接合上皮が伸びる長い上皮性付着です。

解説

新付着は、病的に失われた根面に新たなセメント質、歯根膜、骨が形成されることです。再付着は、手術などで一時的に離れた健常組織が元の位置に付着することです。GTR法は遮断膜で上皮の根尖側増殖を防ぎ、歯根膜細胞などによる歯周組織再生、すなわち新付着を目指す術式です。通常の切除・搔爬では上皮の治癒が先行します。

選択肢の確認

a.ENAP ― 新付着の獲得
誤り。ENAPはポケット内面上皮を切除しますが、一般的な治癒形態は長い上皮性付着です。

b.GTR法 ― 再付着の獲得
誤り。GTR法は再付着ではなく、歯周組織再生と新付着を目指します。

c.歯肉切除術 ― 長い上皮性付着の獲得
正しい。創面の接合上皮が根面に沿って伸長します。

d.フラップ手術 ― 新付着の獲得
誤り。通常のフラップ手術だけでは、予知性の高い新付着より長い上皮性付着が主となります。

e.歯周ポケット搔爬術 ― 長い上皮性付着の獲得
正しい。ポケット内壁を搔爬した後、上皮の根尖側伸長によって治癒します。

覚えるポイント

  • GTR法は新付着・歯周組織再生を目指します。
  • 通常の歯肉切除やポケット搔爬は長い上皮性付着で治癒します。

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