114C071|第114回 歯科医師国家試験 過去問
口腔における食物移送に関わる機能を評価するのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・d
正答
a、d
この問題のポイント
口腔内の食物移送には、食物を咬断・粉砕して食塊を形成する咀嚼機能と、舌が食塊を口腔後方へ送り込む機能が必要です。したがって、咀嚼能力検査と舌圧検査が関連します。
解説
咀嚼中、舌と頰は食物を歯列の咬合面へ運び、粉砕された食物を唾液と混和して食塊を形成します。咀嚼能力検査は、規定試料の粉砕度やグルコース溶出量などから、食塊形成の前提となる咀嚼の成果を評価します。舌圧は、食塊を口蓋へ押し付けて保持し、口腔後方から咽頭へ移送する力を反映します。単純な最大咬合力だけでなく、実際の食物処理と舌運動を組み合わせてみることが重要です。
選択肢の確認
a.舌圧検査
正しい。舌が食塊を口蓋へ押し付け、後方へ送るための力を評価します。
b.咬合音検査
誤り。歯の接触時に生じる音から咬合接触の時間的状態などをみる検査で、食物移送を直接評価しません。
c.咬合力検査
誤り。上下の歯が発揮する力を測定しますが、食塊形成・移送の総合的な成果を評価する検査ではありません。
d.咀嚼能力検査
正しい。食物または試料をどの程度粉砕・混和できるかを評価し、食塊形成機能を反映します。
e.ブローイング検査
誤り。呼気を口腔内に保持して吹く能力などをみる検査で、食物移送の評価ではありません。
覚えるポイント
- 食物移送は「咀嚼による食塊形成」と「舌による後方移送」で考えます。
- 咀嚼能力検査と舌圧検査が、口腔の食物移送機能に関係します。
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