114D032|第114回 歯科医師国家試験 過去問
パルスオキシメータが症状の検出に有用なのはどれか。2つ選べ。
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正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
パルスオキシメータは動脈血酸素飽和度と脈拍数を連続測定するため、低酸素を来す上気道閉塞と徐脈を来す血管迷走神経反射の検出に有用です。
解説
パルスオキシメータは、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの光吸収差を利用して経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉を推定し、同時に脈波から脈拍数を表示します。上気道閉塞が続けば換気が障害されてSpO2が低下するため、視診だけでは分かりにくい低酸素血症の早期把握に役立ちます。
血管迷走神経反射では副交感神経優位により徐脈と血圧低下が起こるため、表示される脈拍数や脈波の変化が検出に有用です。ただし血圧を直接測る装置ではないので、血圧計や臨床所見と併用します。過換気では通常SpO2は保たれ、絞扼反射やくも膜下出血を特異的に診断する装置でもありません。
選択肢の確認
a.上気道閉塞
正しい。
換気障害に続くSpO2低下を連続的に検出できます。
b.異常絞扼反射
誤り。
嘔吐反射は患者の反応から評価し、SpO2や脈拍だけで検出する症状ではありません。
c.過換気症候群
誤り。
過換気では二酸化炭素分圧が低下しますが、一般に動脈血酸素飽和度は低下しません。
d.クモ膜下出血
誤り。
突然の激しい頭痛や神経所見、画像検査で診断し、パルスオキシメータは特異的検出に使いません。
e.血管迷走神経反射
正しい。
徐脈に伴う脈拍数・脈波の変化を捉え、全身状態の監視に役立ちます。
覚えるポイント
- パルスオキシメータはSpO2と脈拍数を測定します。
- 上気道閉塞ではSpO2低下、血管迷走神経反射では徐脈に注目します。
- 換気の十分さや血圧を直接測定する装置ではありません。
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