114D081|第114回 歯科医師国家試験 過去問
アルコール性肝障害で高値を示すのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
アルコール性肝障害ではAST優位のトランスアミナーゼ上昇とγ-GTP高値が特徴です。
解説
慢性的な飲酒は肝細胞障害を起こし、細胞内酵素であるASTを血中へ放出させます。アルコール性肝障害ではミトコンドリア障害やビタミンB6代謝の影響もあり、一般にALTよりASTが優位に上昇します。またアルコールによる酵素誘導と胆道系への影響によってγ-GTPが高値になりやすく、飲酒状況を把握する参考になります。
肝の合成能が低下した進行例ではAlbやTPはむしろ低下します。ALPは胆汁うっ滞で上昇しますが、アルコール性肝障害を特徴づける選択肢はASTとγ-GTPです。
選択肢の確認
a.Alb
誤り。
肝合成能が低下した慢性肝障害では低値となります。
b.ALP
誤り。
胆汁うっ滞で上昇する酵素ですが、本問の代表的組合せではありません。
c.AST
正しい。
アルコール性肝障害ではAST優位の上昇を示しやすくなります。
d.γ-GTP
正しい。
慢性飲酒による酵素誘導で高値を示しやすい指標です。
e.TP
誤り。
進行した肝障害ではタンパク合成低下により低値となり得ます。
覚えるポイント
- アルコール性肝障害はASTとγ-GTP上昇です。
- ASTがALTより優位になりやすいことが特徴です。
- Alb低下は肝予備能・合成能低下を示します。
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