117A024|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
新生児の顔面写真(別冊No. 5)を別に示す。 この疾患の発生に関連するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
口唇裂の発生では、上唇を形成する上顎突起と内側鼻突起の癒合不全が重要です。
解説
胎生期の顔面は、前頭鼻隆起、左右の上顎突起、左右の下顎突起などが成長・癒合して形成されます。上唇の側方部分は上顎突起、中央部分の人中などは左右の内側鼻突起由来です。
上顎突起と内側鼻突起の癒合が障害されると口唇裂が生じます。口蓋裂では一次口蓋・二次口蓋の形成過程も合わせて整理します。
画像の確認
実画像では、新生児の上唇が正中より側方で鼻孔まで連続して裂け、同側の鼻翼・鼻孔形態にも左右差がある。側方口唇裂の位置は上顎突起と内側鼻突起の癒合部に対応するため、正答cを支持する。
選択肢の確認
a.上顎突起と下顎突起
誤り。
上顎突起と下顎突起は口角付近で関係します。両者の癒合異常は横顔裂に関連します。
b.上顎突起と前頭隆起
誤り。
前頭隆起という組合せは口唇裂の標準的な発生機序ではありません。
c.上顎突起と内側鼻突起
正しい。
上顎突起と内側鼻突起の癒合不全により、典型的な側方口唇裂が生じます。
d.前頭隆起と内側鼻突起
誤り。
前頭隆起と内側鼻突起の組合せは本疾患の基本的発生機序ではありません。
e.外側鼻突起と内側鼻突起
誤り。
外側鼻突起と内側鼻突起の間は鼻の形成に関係しますが、典型的口唇裂の裂形成部位ではありません。
覚えるポイント
- 上唇:上顎突起と内側鼻突起の癒合。
- 口唇裂:両者の癒合不全。
- 横顔裂:上顎突起と下顎突起の癒合不全を考えます。