117B019|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
成人よりも小児で値が低いのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a または e
正答
a 又は e
この問題のポイント
小児の生理値は、成人との比較だけでなく、絶対値か体重当たりかを確認する必要があります。
解説
小児では成人より血圧が低く、年齢とともに上昇します。一方、心拍数と呼吸数は一般に成人より高く、体温は大きく低いわけではありません。
基礎代謝は、体重当たりでみると小児の方が高い一方、体格が小さいため全身の絶対量としては成人より低くなり得ます。そのため、本問では表現の解釈によりa又はeが受け付けられます。
ひっかけポイント
基礎代謝量は「総量」と「体重当たり」で結論が逆になることがあります。
選択肢の確認
a.血 圧
正答として受け付けられます。
小児の血圧は成人より低く、成長に伴って上昇します。
b.体 温
誤り。
小児の体温は成人より一律に低いとはいえず、乳幼児では変動しやすい点に注意します。
c.呼吸数
誤り。
小児は代謝需要が高く、呼吸数は成人より多いのが一般的です。
d.心拍数
誤り。
小児の心拍数は成人より多く、年齢とともに低下します。
e.基礎代謝量
正答として受け付けられます。
全身の絶対的な基礎代謝量は体格の小さい小児で成人より低くなり得ます。ただし体重当たりの基礎代謝は小児の方が高いため、単位の確認が重要です。
覚えるポイント
- 小児は成人より血圧が低い。
- 小児は成人より心拍数と呼吸数が多い。
- 基礎代謝は総量か体重当たりかで解釈が変わる。