117B042|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
下顎第一乳臼歯の歯冠形態の特徴はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
乳臼歯の歯冠形態では、乳歯特有の歯頸部膨隆と狭窄、広い接触面、後継永久歯との非類似性を押さえます。
解説
下顎第一乳臼歯は、永久歯に直接対応する形態を持たない独特な歯です。歯冠は歯頸部で強く狭窄し、近心頰側部の膨隆が目立ちます。乳歯の隣接面接触は点ではなく比較的広い面として形成されます。
歯冠近遠心幅径には性差があり、一般に男児の方が女児より大きい傾向があります。
歯の解剖のポイント
下顎第一乳臼歯は「後継永久歯である第一小臼歯に似ていない」ことが重要です。
選択肢の確認
a.歯頸部の狭窄が著しい。
正しい。
乳歯は歯冠が歯頸部で強く狭窄し、下顎第一乳臼歯でもその特徴が明瞭です。
b.近心窩が遠心窩より深い。
誤り。
下顎第一乳臼歯では近心窩が遠心窩より深いことが典型的特徴とはされません。
c.後継永久歯に類似している。
誤り。
下顎第一乳臼歯は後継永久歯である下顎第一小臼歯とは異なる独特な形態を示します。
d.隣接歯と点接触の関係である。
誤り。
乳歯の隣接接触は点接触ではなく、比較的広い面接触です。
e.近遠心幅径は男児が女児より大きい。
正しい。
近遠心幅径には性差があり、一般に男児の方が女児より大きい傾向があります。
覚えるポイント
- 乳歯は歯頸部の狭窄が強い。
- 乳歯の隣接接触は面接触である。
- 下顎第一乳臼歯は後継永久歯に似ない。