118A026|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
直接覆髄法と生活断髄法で共通して行うのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
直接覆髄法と生活断髄法はいずれも、生活歯髄を保存する処置です。成功には感染歯質の除去、無菌的操作、適切な洗浄・止血、緊密な封鎖が重要です。
解説
直接覆髄法は、露髄部を覆髄材で被覆して歯髄全体を保存します。生活断髄法は、炎症が及んだ冠部歯髄を切断し、健全な根部歯髄を保存します。
両者で共通する基本操作は、感染源となる感染歯質の除去と、露髄面や歯髄創面を次亜塩素酸ナトリウムで洗浄して汚染を減らすことです。
ひっかけポイント
歯髄切断と天蓋除去は生活断髄法では必要ですが、直接覆髄法では原則として行いません。
選択肢の確認
a.圧迫止血
誤り。
出血のコントロールは両処置で重要ですが、単純な圧迫止血を共通の必須操作として選ぶ問題ではありません。薬液を用いた洗浄と止血を行い、出血状態から歯髄の炎症程度も評価します。
b.歯髄の切断
誤り。
生活断髄法では冠部歯髄を切断しますが、直接覆髄法では露髄した歯髄を切断せず保存します。
c.天蓋の除去
誤り。
生活断髄法では歯髄腔へ十分に到達するため天蓋を除去しますが、直接覆髄法の共通操作ではありません。
d.感染歯質の除去
正しい。
感染源を減らし、健全歯質上で緊密な封鎖を得るため、両処置で行います。
e.次亜塩素酸ナトリウムでの洗浄
正しい。
露髄面・歯髄創面の洗浄、消毒、出血管理に用いられ、生活歯髄療法で重要です。
覚えるポイント
- 直接覆髄法は露髄部を覆い、生活断髄法は冠部歯髄を切断します。
- 共通するのは感染歯質除去と清潔な歯髄創面の確保です。
- 成功には最終修復による緊密な封鎖が欠かせません。