118A027|第118回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
日本人の食事摂取基準(2020 年版)で、高齢者のビタミンD の摂取目安量を定め ることで予防を図るのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を促し、骨代謝を支えます。高齢者では不足による骨脆弱化を防ぎ、骨折予防につなげることが重要です。
解説
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、高齢者のビタミンD摂取について、骨折リスクとの関連を踏まえて目安量が設定されています。
ビタミンD不足ではカルシウム吸収が低下し、骨軟化や骨量低下の一因になります。高齢者は日光曝露の減少、食事量低下、腎機能低下などにより不足しやすいため注意します。
高齢者歯科のポイント
骨折は要介護化の契機となります。栄養、運動、口腔機能を一体として評価します。
選択肢の確認
a.脚 気
誤り。
脚気はビタミンB1欠乏で生じます。
b.骨 折
正しい。
ビタミンDはカルシウム代謝と骨の維持に関与し、高齢者の骨折予防を考えるうえで重要です。
c.夜盲症
誤り。
夜盲症はビタミンA欠乏で生じます。
d.慢性腎臓病
誤り。
慢性腎臓病では活性型ビタミンD産生低下が問題になりますが、食事摂取基準の目安量設定の直接の予防対象として問われているのは骨折です。
e.サルコペニア
誤り。
ビタミンDと筋機能の関連はありますが、本設問で摂取目安量の設定により予防を図る対象は骨折です。
覚えるポイント
- ビタミンD → Ca吸収 → 骨の維持です。
- 脚気はビタミンB1、夜盲症はビタミンAの欠乏です。
- 高齢者では骨折予防を栄養と運動の両面から考えます。