118A069|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
永久歯列期の正中離開の原因として考えられるのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・c
正答
a、b、c
この問題のポイント
永久歯列期の正中離開では、口腔習癖、上唇小帯、過剰歯、側切歯の形態・欠如、歯列内の空隙量を評価します。
解説
咬爪癖などの習癖は前歯へ異常な力を加え、歯の移動や空隙形成に関与します。正中埋伏過剰歯は上顎中切歯の萌出・近心移動を妨げ、正中離開を残します。
側切歯が矮小化すると歯冠幅径の総和が小さくなり、前歯部に余剰空隙が生じます。
選択肢の確認
a.咬爪癖
正しい。
前歯部へ反復する異常な力が加わり、歯の傾斜や空隙の原因となることがあります。
b.正中埋伏過剰歯
正しい。
中切歯間に存在する過剰歯が萌出や歯の近心移動を妨げ、正中離開を生じます。
c.側切歯の矮小化
正しい。
歯冠幅径が不足し、前歯部に空隙が残りやすくなります。
d.乳歯列期の空隙歯列
誤り。
乳歯列の生理的空隙は永久歯萌出のために有利な正常所見で、永久歯列期正中離開の病的原因ではありません。
e.第二小臼歯の先天欠如
誤り。
臼歯部の空隙や乳臼歯残存には関係しますが、上顎前歯正中離開の直接的原因としては考えにくい選択肢です。
覚えるポイント
- 正中離開では過剰歯と上唇小帯を確認します。
- 側切歯の矮小化・欠如は前歯部空隙の原因です。
- 習癖による力も歯の位置へ影響します。