118B062|第118回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
認知機能障害のうち、場所や時間がわからないのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
時間、場所、人物、状況が正しく分からなくなる状態を見当識障害といいます。
解説
見当識は、自分がいつ、どこにいて、周囲の人が誰で、どのような状況にあるかを把握する機能です。認知症やせん妄などで障害され、一般に時間、場所、人物の順に障害が目立つことがあります。
失行、失語、失認、遂行機能障害は、それぞれ別の高次脳機能障害です。
高齢者歯科のポイント
日時や場所が分からない患者では、短く具体的な説明、同じ手順の反復、保護者・介護者との情報共有が有用です。
選択肢の確認
a.失 行
誤り。
失行は、運動麻痺がないにもかかわらず、学習された目的動作を正しく行えない状態です。
b.失 語
誤り。
失語は、話す、理解する、読む、書くなどの言語機能が障害された状態です。
c.失 認
誤り。
失認は、感覚器に大きな障害がないのに、見た物や触れた物などを認識できない状態です。
d.見当識障害
正しい。
場所や時間が分からない状態は見当識障害です。
e.遂行機能障害
誤り。
遂行機能障害は、目標を立て、計画し、順序立てて行動し、結果を修正する能力の障害です。
覚えるポイント
- 見当識は時間・場所・人物・状況の把握です。
- 失行は目的動作、失語は言語、失認は認識の障害です。
- 遂行機能障害は計画と行動の組立てが困難になります。