118B061|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
金属焼付用陶材の焼成温度で適切なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
金属焼付用陶材は、金属フレームを変形・溶融させずに焼成できる低溶陶材を用い、焼成温度はおおむね900〜1,000℃です。
解説
金属焼付陶材冠では、金属フレーム上にオペーク陶材、デンティン陶材、エナメル陶材などを築盛し、真空焼成します。陶材の焼成温度は金属の融点より十分低く、繰り返し焼成してもフレームが変形しにくい範囲である必要があります。
選択肢では950℃が適切です。金属と陶材の熱膨張係数も適合させ、冷却時に陶材へ過大な引張応力が生じないようにします。
歯科理工学のポイント
陶材焼付用合金には、高温での耐変形性、適切な酸化膜形成、陶材との熱膨張係数の適合が求められます。
選択肢の確認
a.700℃
誤り。
700℃は一般的な金属焼付用陶材の焼成温度としては低すぎ、十分な焼結が得られません。
b.950℃
正しい。
950℃は金属焼付用の低溶陶材を焼成する代表的な温度域です。
c.1,200℃
誤り。
1,200℃では金属フレームの変形や合金への影響が大きく、通常の金属焼付用陶材には高すぎます。
d.1,350℃
誤り。
1,350℃は金属焼付用陶材の焼成温度として過度に高く、金属フレームの適合を損なうおそれがあります。
e.1,500℃
誤り。
1,500℃は一般的な歯科用金属焼付陶材の焼成には適しない高温です。
覚えるポイント
- 金属焼付用陶材は**約900〜1,000℃**で焼成します。
- 陶材の焼成温度は金属の融点より低く設定します。
- 金属と陶材の熱膨張係数の適合が重要です。