118D001|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
口腔衛生管理に含まれるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
口腔衛生管理は、口腔内の汚染を減らして清潔を保つための管理です。治療そのものや摂食機能への訓練とは区別します。
解説
口腔衛生管理では、歯面・歯肉・舌・義歯などに付着したプラークや舌苔を除去し、口腔内の微生物量を減らします。中心となるのは、歯磨き、専門的口腔清掃、義歯清掃、舌清掃などによるバイオフィルムの除去です。
抜歯や感染根管治療は疾患に対する歯科治療です。摂食機能療法は口腔機能管理、口腔粘膜炎処置は粘膜病変に対する処置に位置付けられます。
選択肢の確認
a.抜 歯
誤り。
抜歯は保存困難歯などを除去する外科処置であり、口腔衛生管理そのものではありません。
b.感染根管治療
誤り。
感染根管治療は感染した根管系を清掃・消毒して根尖部病変の治癒を図る治療です。清掃目的であっても、口腔衛生管理とは区別します。
c.摂食機能療法
誤り。
摂食機能療法は咀嚼・嚥下などの機能回復を目的とする訓練で、口腔機能管理に該当します。
d.口腔粘膜炎処置
誤り。
口腔粘膜炎処置は疼痛緩和や粘膜病変の治療を目的とする処置で、衛生管理の中心ではありません。
e.バイオフィルム除去
正しい。
バイオフィルム除去は歯面や義歯などの微生物性沈着物を減らすため、口腔衛生管理に含まれます。
覚えるポイント
- 口腔衛生管理の中心はバイオフィルムの除去です。
- 疾患治療、口腔機能訓練、口腔衛生管理を区別します。
- 高齢者や周術期患者では、口腔衛生管理が感染予防にもつながります。