31AM020|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔がんのリスクファクターはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・b
正答
a:飲酒、b:喫煙
この問題のポイント
口腔がん、とくに口腔扁平上皮癌の確立した生活習慣リスクを選びます。局所疾患や機械的習癖との関連の強さを区別します。
解説
たばこ煙には多環芳香族炭化水素やニトロソアミンなどの発がん物質が含まれ、口腔粘膜へ反復曝露します。飲酒ではエタノールの代謝産物アセトアルデヒドが発がんに関与し、粘膜透過性の変化によってたばこの発がん物質への曝露を増強することもあります。喫煙と飲酒を併せると相乗的に危険が高まるため、両者の聴取と禁煙・節酒支援が口腔がん予防で重要です。
選択肢の確認
- a 飲酒:アセトアルデヒド曝露などを介する口腔がんの確立したリスク因子で正答です。
- b 喫煙:多数の発がん物質を口腔粘膜へ曝露させる主要リスクであり正答です。
- c 歯周病:慢性炎症との疫学的関連が研究されていますが、本問で問う確立した主要生活習慣リスクとして飲酒・喫煙に代わるものではありません。
- d ブラキシズム:咬耗や補綴装置破損、顎関節・筋症状の原因になりますが、口腔がんの直接的な発がん因子ではありません。
覚えるポイント
口腔がんの問診ではたばこ・飲酒を必ず確認し、白板症などの前癌病変、紫外線〈口唇〉、ウイルスなど他の因子も病変部位に応じて考えます。