31AM056|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
臨床で用いるフッ化ジアンミン銀溶液について正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:38%の溶液である
この問題のポイント
フッ化ジアンミン銀〈SDF〉は、無色透明の38%溶液を活動性う蝕へ局所塗布し、病変を黒変・硬化させて進行を抑える薬剤です。
解説
臨床用SDFは一般に38%フッ化ジアンミン銀溶液で、銀イオンの抗菌作用とフッ化物による再石灰化促進・脱灰抑制を併せもちます。高齢者の根面う蝕、治療協力が難しい小児や要介護者などで、う蝕進行抑制を目的に病変部へ少量を直接塗布します。溶液自体は無色透明ですが、銀化合物が反応してう蝕象牙質を黒く変色させるため、審美部では十分な説明が必要です。
選択肢の確認
- a 黒色の溶液である:薬液は無色透明です。黒くなるのは塗布後のう蝕病変であり、溶液の外観ではありません。
- b 38%の溶液である:国内臨床で用いる代表濃度であり正答です。
- c イオン導入法で用いる:SDFは綿球やマイクロブラシで病変へ局所塗布し、電流を使うイオン導入剤ではありません。
- d う蝕発生予防に用いる:健全部への一次予防より、既存う蝕の進行抑制・二次う蝕抑制や知覚過敏抑制が主適応です。
覚えるポイント
SDFは38%・無色透明・直接塗布・う蝕進行抑制・病変黒変。同意時は審美的変化を必ず説明します。