31AM057|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
広範囲の乳臼歯う蝕に対する処置を行った。処置中のある操作の写真(別冊午前 No.20)を別に示す。 この操作後、使用するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・d
正答
b:シリコンポイント、d:カーボランダムポイント
この問題のポイント
写真は乳臼歯用既製金属冠の余剰な歯頸部辺縁を金冠ばさみで切断しています。切断後の粗造な金属辺縁を整える器具を選びます。
解説
広範囲乳歯う蝕に用いる既製金属冠は、試適後に歯頸線へ合わせて辺縁をトリミングし、輪郭形成・クリンピングを行います。金冠ばさみで切った直後の辺縁には鋭縁や凹凸が残るため、まずカーボランダムポイントで形態を整え、次にシリコンポイントで細かく研磨して平滑にします。粗い辺縁を残すと歯肉刺激、プラーク停滞、セメント流出不良の原因になるため、口腔外で十分に仕上げます。
選択肢の確認
- a ラウンドバー:軟化象牙質除去や窩洞形成などに用い、切断後の金属冠辺縁の仕上げ器具ではありません。
- b シリコンポイント:カーボランダムで形態修正した後、金属表面を滑沢に仕上げるため正しいです。
- c ダイヤモンドポイント:主にエナメル質・陶材などの切削に用い、既製冠辺縁の標準的仕上げ順序には入りません。
- d カーボランダムポイント:切断面の鋭縁と凹凸を削って粗研磨・形態修正するため正しいです。
覚えるポイント
既製金属冠は金冠ばさみでトリミング→輪郭形成・クリンピング→カーボランダムで粗研磨→シリコンで仕上げ研磨です。