35PM097|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
20歳の女性。前歯部の審美不良を主訴として来院した。最近気になって きたという。全身的な既往歴はない。診察の結果、漂白処置を行うことになった。 処置中の写真を別に示す。処置後に生じうるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c
正答
a・c:知覚過敏、色調の後戻り
この問題のポイント
歯の漂白処置後に比較的起こりやすい有害事象と経時変化を問う問題です。一過性知覚過敏と色調の後戻りが代表です。
解説
漂白剤から生じた活性酸素種が歯質内へ拡散し、着色有機物を分解して明度を上げます。その過程で一過性の歯髄刺激が起こり、冷水痛などの知覚過敏が生じることがあります。また時間の経過、飲食・喫煙による再着色、歯質内の水分回復などで色調が一部戻るため、定期評価や追加処置が必要な場合があります。
選択肢の確認
- a 知覚過敏:漂白後に比較的よくみられ、多くは一過性ですが症状に応じ休止・脱感作します。
- b 内部吸収:通常の生活歯漂白で一般的に生じる合併症ではありません。
- c 色調の後戻り:時間とともに再着色や色調変化が起こり得ます。
- d 歯根の外部吸収:通常の生活歯外面漂白の代表的事象ではありません。失活歯の不適切な内部漂白では頸部外部吸収に注意します。
覚えるポイント
漂白前にう蝕、亀裂、知覚過敏、修復物を確認し、漂白では修復材料の色は変わらないことも説明します。