35AM039第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

52歳の女性。下顎左側中切歯の審美不良を主訴として来院した。10年前に外傷により歯科治療を受けたが、その後、徐々に変色してきたという。 初診時の口腔内写真とエックス線画像、および処置後の口腔内写真を別に示す。この歯に対して行ったのはどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: c・d

正答

c:ウォーキングブリーチ、d:コンポジットレジン修復

この問題のポイント

外傷後に失活し、根管治療済みの歯の内部変色に対する漂白法と、処置後のアクセス窩修復を判断します。

解説

外傷後に徐々に変色した前歯で、エックス線像から根管充填済みで根尖病変など再治療の適応がない場合、歯冠内部から行うウォーキングブリーチが選択肢になります。根管充填材の歯冠側を適切な位置まで除去し、頸部に封鎖を施して漂白剤を髄腔内へ置き、仮封して一定期間作用させます。希望色が得られた後は薬剤を除去し、アクセス窩をコンポジットレジンで確実に修復します。外部吸収を避けるため、封鎖、薬剤、経過観察を適切に行います。

選択肢の確認

  • a 感染根管治療:既存の根管充填が良好で感染所見がなければ、変色だけを理由に再治療しません。
  • b オフィスブリーチ:生活歯の歯面外側から行う方法が中心で、失活歯内部変色への主処置ではありません。
  • c ウォーキングブリーチ:失活歯の髄腔内に漂白剤を置くため適切です。
  • d コンポジットレジン修復:漂白後のアクセス窩を封鎖・修復するため行います。

覚えるポイント

失活歯内部変色=ウォーキングブリーチが基本です。根管の状態確認、頸部封鎖、最終的な接着修復までが一連の処置です。

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