32AM070第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

7歳の女児。フッ化物の塗布を希望して保護者と来院した。歯科医師からトレー法でフッ化物溶液の塗布を行うよう指示があった。 術式に含まれるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c

正答

b:歯面乾燥c:トレー試適

この問題のポイント

トレー法によるフッ化物歯面塗布では、薬液を入れる前にトレーを口腔内で試適し、清掃後の歯面を乾燥させる。綿球法のような歯列単位の防湿操作とは手順が異なる。

解説

トレー法では、上下顎に合うトレーを選び、薬剤を入れない状態で辺縁の当たりや大きさを試す。歯面清掃後に乾燥し、適量のフッ化物溶液を含ませたトレーを装着する。処置中は頭部をやや前傾させ、吸引を併用して誤嚥・嚥下を防ぐ。所定時間後にトレーを外して十分に吐き出させ、一定時間は洗口・飲食を控えるよう説明する。薬液を多量に満たすと溢出するため、小児ではとくに使用量管理が重要である。

選択肢の確認

  • a 防湿:綿球法では処置歯を綿花で区画して防湿するが、トレー法はトレー内に薬液を保持して全歯列へ適用するため独立した防湿操作を置かない。
  • b 歯面乾燥:清掃後の水分や唾液を除き、フッ化物溶液を歯面へ十分に接触させるために実施する。
  • c トレー試適:薬剤を入れる前に歯列弓へ合うサイズ、辺縁の圧迫、保持状態を確認し、安全に装着できるようにする。
  • d 余剰薬剤除去:溢れた薬剤を歯面から拭き取る工程を術式として設けるのでなく、初めから適量を用い、終了後はトレー除去と排唾を行う。

覚えるポイント

トレー法はトレー選択・試適→歯面清掃と乾燥→適量の薬液→装着・吸引→撤去・排唾。小児では薬液量と嚥下防止を優先する。

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