32AM071第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

超音波スケーラーを用いた歯周ポケット内のイリゲーション操作で正しいのはどれか。 2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d

正答

b:先端2mmの側面を用いる。d:水流が線状に出る状態に調整する。

この問題のポイント

超音波スケーラーによるポケット内洗浄では、振動の大きいチップ先端を根面へ押し付けない。先端付近の側面を軽く接触させ、十分な線状の注水で冷却と洗浄を行う。

解説

超音波チップの振動は先端部ほど大きく、先端から約2mmの側面を歯面へ軽く当てて連続的に動かすと、沈着物除去とイリゲーションを安全に行える。強い側方圧を加えると振動が止まり、発熱と根面損傷の原因になる。歯面に対する角度はほぼ平行から15度以内を基本とし、先端を直接突き立てない。注水はチップ全周を冷却し、線状に流れ出る量へ調整して、ポケット内のデブリを洗い流す。

選択肢の確認

  • a 根面に圧接する。:強く押し付けるとチップ振動が減衰し、熱発生やセメント質の過剰除去を招くため、軽い接触圧で用いる。
  • b 先端2mmの側面を用いる。:振幅が大きくエネルギーが伝わる先端付近の側面を歯面へ当てるのが、超音波操作の基本である。
  • c 歯面に対して45度で使用する。:大きな角度では先端が根面へ集中して傷付けるので、チップ側面を歯面とほぼ平行に保つ。
  • d 水流が線状に出る状態に調整する。:十分な注水は振動チップを冷却し、キャビテーションと洗浄作用を保ちながらポケット内容物を排出する。

覚えるポイント

超音波スケーラーは「先端2mmの側面・軽圧・歯面とほぼ平行・十分な線状注水」。先端を突き立てず、常に動かして発熱を防ぐ。

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